富野由悠季と宮崎駿
トミノは昔から好きだった。ハヤオは昔は好きだった。ラピュタとかナウシカとか。でもトミノはほとんどの作品を見てるが、ハヤオは有名どころしか見てない。トミノにははまったが、ハヤオにははまれない。なぜか、考えると…
結局ハヤオ(ジブリ)はウケやすい作品を作ってウケている気がするのだ。原作でいいのを探してきて、それを受け入れられやすい絵で、受け入れられやすい設定で提示する。
トミノはそうじゃない。ロボットものにこだわり、いろいろ制限のある中であがこうとする。そのあがきが好きなのだ。そしてそこに自分のテーマをそのまま入れる。
ハヤオは入り口は広いだろう。でも順路にそって一通り見て終わりだ。「もののけ姫」はわりと好きだった。入り口の広さとテーマのバランスが割と良かった。ハヤオはあれが集大成とか言ってたけど、あそこから伸びる(えらそうでごめん)気がしたのだ。しかし「千と千尋」でがっかり、「ハウル」でがっかり。「ゲド戦記」は…息子の作品なんて見る気もしないなあ。でも見ないともの言えないので、終わる頃に観に行くつもり。
トミノはそうじゃない。入り口はせまい。入ってからもせまい。時々何が言いたいんだか分からない。でも分かった時の爽快さはたまらない。それを考えるのもまた楽しい。ロボットとか現実にはありえない設定をしながら、テーマは現実にせまるリアルさ。もうたまらん。
数年前の「∀ガンダム」で、核爆弾を知らずに爆発させてしまう話で、核のの恐ろしさや悲惨さを描いたころ、東海村臨界事故が起こった。背筋が凍ったね。
で、今回の「リーンの翼」だ。この靖国やら憲法やらあの戦争への意識が問題になってるところに、あんな作品ぶつけてきた。ほんとトミノはすごいわ。
結局ハヤオ(ジブリ)はウケやすい作品を作ってウケている気がするのだ。原作でいいのを探してきて、それを受け入れられやすい絵で、受け入れられやすい設定で提示する。
トミノはそうじゃない。ロボットものにこだわり、いろいろ制限のある中であがこうとする。そのあがきが好きなのだ。そしてそこに自分のテーマをそのまま入れる。
ハヤオは入り口は広いだろう。でも順路にそって一通り見て終わりだ。「もののけ姫」はわりと好きだった。入り口の広さとテーマのバランスが割と良かった。ハヤオはあれが集大成とか言ってたけど、あそこから伸びる(えらそうでごめん)気がしたのだ。しかし「千と千尋」でがっかり、「ハウル」でがっかり。「ゲド戦記」は…息子の作品なんて見る気もしないなあ。でも見ないともの言えないので、終わる頃に観に行くつもり。
トミノはそうじゃない。入り口はせまい。入ってからもせまい。時々何が言いたいんだか分からない。でも分かった時の爽快さはたまらない。それを考えるのもまた楽しい。ロボットとか現実にはありえない設定をしながら、テーマは現実にせまるリアルさ。もうたまらん。
数年前の「∀ガンダム」で、核爆弾を知らずに爆発させてしまう話で、核のの恐ろしさや悲惨さを描いたころ、東海村臨界事故が起こった。背筋が凍ったね。
で、今回の「リーンの翼」だ。この靖国やら憲法やらあの戦争への意識が問題になってるところに、あんな作品ぶつけてきた。ほんとトミノはすごいわ。
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